好評!食育絵本新刊、『土の教え』の企画・編集のねらい
「食育絵本シリーズ」の最新刊『土の教え』地球編・日本編が出版されてから3か月が経過。おかげさまで読者の反応でも好評が目立ち、ホッとしています。
「日本農業新聞」(7月30日付)や「河北新報」(10月22日付)、月刊「クーヨン」9月号(落合恵子さん主宰・クレヨンハウス)、「小学図書館ニュース」9月28日号(少年写真新聞社)、日本アロマ環境協会機関誌「AEAJ」(No.109)、月刊「学校給食」9月号(全国学校給食協会)、月刊「栄養と料理」10月号(女子栄養大学出版部)など各メディアでは、新刊紹介欄に早々に取り上げていただき、ありがとうございました。
また、教育誌の月刊「灯台」に取材いただき、「土を知れば食への理解が深まる」という記事で、11月号に掲載されました。
月刊「灯台」のインタビューでもお話しましたが、「食育の大切さを感じるようになったきっかけはなんでしたか?」という質問に、女子栄養大学の創立者である香川綾先生との出会いが、その後の私の人生に大きな影響を与えてくれました。
香川綾先生は、入学後間もない私たちに、「あなたたちがこの大学で学べるのは、半分はご両親のおかげで、半分は国がお金を出してくれているからです。だから学べることに感謝し、卒業後は、社会に還元する使命があります!」との言葉を贈ってくださったのです。
当時、私はその話に衝撃を受けて、学ぶ意欲を掻き立てられました。そして「卒業したら社会に貢献できる女性になる!」との希望を抱きました。
卒業するまで勉強漬けの4年間を過ごしましたが、そこで得た実践栄養学の知識が、今の自分の生き方や仕事につながっています。この話をインタビューでお話しました。
群羊社の「食育絵本シリーズ」では、野菜から始まり、魚、牛、豚、鶏など食べものとしての生きものをテーマに、これまで6冊を出版してきました。
これらの編集を通して、そもそも食べものや生きものはどこから来るのかを突き詰めていくと、すべては「土から生まれ、土に還る」という当たり前のことに気づかされました。
ならば、「土」を知らなくては、食べもののこともよく理解できないのではないかと思い、出版を決意したのが『土の教え』でした。
おかげさまで、本シリーズは「全国学校図書館協議会選定図書」として、さらに『野菜の教え』『牛の教え』『豚・鶏の教え』は、「児童福祉文化財」にも選定されるなど、じわじわと広がりを見せています。
『土の教え』地球編・日本編 企画・編集・共著 藤原勝子(食生活ジャーナリスト)